「ソンタナ」応募ゲーム『9Tours(仮)』

アピールポイント:
 タイの観光ツアーをテーマにしたお手軽ハンドマネジメント&コレクションカードゲーム


ゲーム概要:
-プレイ人数 3〜5人
-プレイ時間 30分程度

【テーマ】
 プレイヤーたちはツアーコンダクターとなり、タイの観光ツアーを企画します。
 タイの観光地は「寺院」、「ビーチ」、「料理」、「水上マーケット」といったジャンルに分かれてます。
 これらの観光地を組み込んでツアーを作成します。
 ただし、ツアーは必ず9日間となるように制限が課されています。
 より多くの観光地を巡るたくさんのツアーを作成してください。


【ルールの概要】
・このゲームは通常ラウンド2ラウンドと決算ラウンド1ラウンドに分かれます。
・ゲーム準備として各プレイヤーに5枚の観光地カードを配り手札とします。
※観光地カードは、「寺院」、「ビーチ」といった「ジャンル」と、観光するのに掛かる「期間」が書かれています。


○通常ラウンド
・テーブルに人数分のツアーと呼ばれる列を確保し、各ツアーの一番上に補充用に観光地カードを1枚置きます。
・スタートプレイヤーから順番に1枚ずつ手札の観光地カードをいずれかのツアーに置きます。ただし以下の条件に従います。
 -そのツアーの直前に置いた観光地のジャンルと同じになってはいけない。
 -そのツアーの期間の合計が9を超えてはならない。
・その後、そのツアーの補充用の観光地カードを手札に加えます。補充用の観光地カードは常に1枚になるよう補充します。
・各ツアーで期間の合計が丁度9になったプレイヤーはそのツアーの観光地カードを全て受け取り、自分の手前に裏向きにして置きます。以降そのプレイヤーの手番は飛ばします。
・全員がツアーの観光地カードを獲得したら1ラウンド終了です。
・2ラウンド目も同様に行います。


○決算ラウンド
・全てのプレイヤーは可能であれば手札から9日間のツアーを一つ作成し、その観光地カードを自分の手前に裏向きにしておきます。
・終わったら、各プレイヤーは自分の手前に置いてある観光地カードをすべて表向け、ジャンルごとに「期間」の合計を算出します。一番多いプレイヤーがジャンル賞を受け取ります。
・自分の手前に並んでいる観光地カードを1枚1点、残った手札を1枚マイナス1点、ジャンル賞の点数を合計し一番高いプレイヤーの勝利です。

ソンタナ様からのコメント:
 各カードが、実際のタイ国内名所・名店になっている様子がすぐにパッと思い浮かびました。タイの観光紹介という意味でも 非常に意義のある、とても外向きにキャッチーなテーマで素晴らしいです。
 ルールにもう一捻りあると更にうれしい。

「ソンタナ」応募ゲーム『SANGA(サンガ)』

アピールポイント:
 シンプルなルールと短いプレイ時間で、「ワーカープレイスメント」「特殊能力によるプレイヤーの強化」「陣取り」の3つのシステムを楽しめる。
 また、「陣取り」というと殺伐としたゲームを想像するが、本作ではサイコロ等のランダム発生装置を用いず、駒数の制限や同一エリア内での共存可能ルールを用いる事で弱者が徹底的に排除される事を極力抑えるシステムを用いている。


ゲーム概要:
 ‐プレイ人数 3〜5人
 ‐プレイ時間 60〜90分程度


【テーマ】
 タイは仏教の信仰が厚い国として有名であるが、その仏教はインドから伝来した小乗仏教に土着の精霊信仰が結びついた独特の物となっており、大小さまざまな宗派が存在する。
 それらの宗派は寺院を中心とした「サンガ」と呼ばれる宗教集団を形成し、今でも成人男性はいずれかの「サンガ」に参加する風習が残っている。
(ちなみにサッカーチーム『京都パープルサンガ』の語源でもある)
 プレイヤーはこのようなタイ仏教の宗派の1つの指導者となり、傘下にあるサンガを利用して宗派の拡大を目指す。


【ルール概要】

(1)備品
 以下のものを使用する。(数量に関しては変更の可能性あり)

  • サンガ駒……14個×5色
  • 寺院駒……4個×5色
  • 行動順表示マーカー……1個×5色
  • VP表示マーカー……1個×5色
  • 異教徒駒……4個
  • ボード(タイの地図)……1個
  • 後援者カード……25枚
  • お金チップ(単位はバーツとする)……適量


(2)ゲームの準備

  • ランダムで仮の行動順を決定し、行動順マーカーを置く。
  • プレイヤーは10個のサンガ駒と4個の寺院駒、お金チップ3バーツを受け取る。残りの4個は別にしておく。
  • 後援者カードを裏向きにしてよく混ぜ、(プレイヤー人数+1)枚を表にして場札とする。このとき、はじめの4枚の下部に記されたエリアに異教徒駒を置く。
  • VP表示マーカーをボードのVP表示ボックスの「0」のマスに置く。
  • 手元のサンガ駒のうち2つをボードの任意のエリアに、いわゆるウェーバー方式(カタン方式)で置く。同一エリアでも、離れたエリアでも構わない。


(3)ゲームの手順

  • 購入フェイズ

 サンガ駒、寺院駒、後援者カードをお金チップを使用して購入する。

  • 順番決定フェイズ

 プレイに使用されているサンガ駒の数の多いプレイヤーから順番にそのターンの行動順となる。

  • 移動フェイズ

 行動順に従ってサンガ駒を移動する。移動には「エリアから隣接エリアに移動する」「エリアから後援者カードに移動する(後援者カードにはそれぞれ特殊能力が記されているが、カードにサンガ駒が置かれるまでその効果は適用されない)」「後援
者カードから別の後援者カードに移動する」の3つが行える。
 ただし寺院駒(自分のものであっても)の存在するエリアには移動できない。

  • 改宗フェイズ

 各エリアに記された1〜3のキャパシティ値を上回るサンガ駒が置かれている場合、改宗が派生する。そのエリアにあるサンガ駒が少ないプレイヤーから順にサンガ駒を手元に戻し、キャパシティ値以下になるまで繰り返す。同数の場合は同時にエリアから取り除かれる。

  • 収入フェイズ

 自分のサンガ駒が存在するエリア1につき1バーツ、寺院駒が存在するエリアにつき2バーツと2VP、バンコクエリアに存在する自分のサンガ駒1つにつき1VPを得る。


(4)ゲームの終了と勝敗
 (3)を6ターン行う。その後手元に残ったお金チップ3バーツにつき1VPを得る。VPの最も多いプレイヤーが勝利する。

ソンタナ様からのコメント:
 世界観とテーマ・システムがとても簡潔にまとめられていて、
 非常にレベルが高い企画だと感じました。
 かなりゲーマー寄りなゲームに着地すると思われるので、図説やリファレンスなどの工夫で読みやすい・理解しやすいルールになったら更に良いと思います。

Ninety.応募ゲーム『ゲームハード三国大戦(仮)』

アピールポイント:
・任○堂、セ○、ソ○ーによるゲームハード機戦争を
  ソフト開発メーカー側からという視点で再現。
・歴史が変われば、セ○のDCより次世代機の
 「セ○ガガ(通称SG3)」が出たかもしれない。


ゲーム概要:
 プレイ人数:3〜6(未定)
 プレイ時間:30分〜60分


■テーマ
任○堂のSFC時代が終わる時、SSとPSが発売された。
各社のハードは、そこで作られたソフトが命運を握っていた。
ゲーム人口という限られた世界の中で、パイの取り合いと評される過酷なソフト開発大戦が、今、始まる!


■ゲーム概要
・プレイヤーはス○エアや、コ○ミ、カ○コンなどのソフト開発会社となり、手札を使ってゲームを作る。手札には各ゲーム機の保有者を意味する3色(背)がある。
・面白い良いソフトを作ると儲かる(手札が増える)のは当然だが、良いソフトが出ると思われるハードに対して、予めゲームを作っておくと良いソフトが出た時に、ゲーム人口が増え、その時ににゲームを買ってもらえる。
・人気が無いハードは適当なゲームでも、ヒットするかもしれない。
・山札にあるイベントカードで、時代が進み、次世代機に移行する。そうなると、旧世代機のソフトは過去の栄光になってしまう。

Ninety.様からのコメント:
 まさに今回の募集テーマに沿った内容といえます(笑)
 モチーフはとても面白そうなので具体的な遊び方についてもうすこし詳しくお聞きしたいです。
 DCのソフトをたくさん売って、夢の「セ○ガガ」発売にこぎつけたい!(笑)

Ninety.応募ゲーム『連駒(れんごま)』

アピールポイント:
ウッカリミスが即死につながる四目並べ。
敢えて敵駒を置くことで得られるアクションチップが勝負のカギ!
チーム戦で最大4人まで楽しめます。


ゲーム概要:
プレイ可能人数:2人or4人
プレイ時間:5分〜20分
テーマ:中世ヨーロッパ


ルール概要:
四目並べゲームです。
手番では盤外から駒を置くorボード上の駒を将棋の飛車のように縦横方向に動かすのいずれかができます。既にある駒の上に動かすこともできますが、そういった移動は駒の強弱により可否が決まっています。
また、盤外から駒を置くとき、敢えて敵の駒を置く、ということを認めています。敵駒を置くことにより、追加手番を可能にするアクションチップが獲得できます。
アクションチップの効能で連続手番を行い即座に四目そろえることも可能でしょう。
4人プレイの場合はチーム戦になります。



Ninety.様からのコメント:
 通常の五目並べと比べて手番で敵の駒も使える、というのが新鮮でした。
 プレイヤーによってアクションチップをどう活用するのかも気になります。
 チップに表示された数字には意味があるのでしょうか?
 サンプルチップのデザインが素敵です。

Ninety.応募ゲーム『HitMaker!(仮題)』

アピールポイント:
 独創的で奇想天外、天衣無縫で摩訶不思議。
 一風変わったヘンテコゲームばかり次々作り、だせば大抵ヒット作、たまに大ハズレという謎のゲームメーカー、ninety.社。
 今夜も社員が集まり、その企画会議が始まります。
 さて、どんな奇作、怪作がうまれるのか…。


ゲーム概要:
★プレイヤーはゲーム会社Ninety.の社員となって、ヒットしそうな
 ゲームの企画を考えます。
‐プレイ人数  3〜10人程度(後日テストプレイで適正人数を検討)
‐プレイ時間  30分程度の見込み
‐難易度 中程度(卓上ゲーム初心者〜中級者)


コンポーネント(ゲームに使用する部品)】
‐タイトルパーツカード
 TVゲームタイトルの一部分を示すカードで、90年代のテレビゲーム風イラストが描いてあります。
 プレイヤーは絵柄を元に言葉を連想し、ゲームタイトルに使う事ができます。


《 中略 》


【ゲームの流れ】
このゲームは「タイトル考案フェーズ」と「評価フェーズ」に分かれます。<<タイトル考案フェーズ>>
プレイヤーはタイトルパーツカードを複数枚組合せてゲームタイトルを作ります。
この際、できるだけ自分のコンセプトカードに沿う形で考えなければいけません。
部品が足りない/合わないと感じた場合には自分の前に他のプレイヤーに見えるようにカードを捨て、山札からその分引いてもかまいません。(つまり自分の手札は常に3枚。)プレイヤーは自分自身が捨てたカードを使う事は出来ませんが、他のプレイヤーは捨てられたカードを自分のアイデアに好きなだけ組み込むことが出来ます。
また、コンセプトカードは他のプレイヤーに公開した上で、他のプレイヤーと交換してもかまいません。
タイトル案が出来たプレイヤーは、出来た! と宣言しタイトルを発表します。
この間ゲームを一時中断します。
タイトルが出来たプレイヤーは手札と他のプレイヤーの捨て札を必要なだけ取って自分の前に並べます。そして、自分の作ったゲームタイトルを宣言し、どんなゲームか簡単に説明します。(一度使われた捨て札は他のプレイヤーは使うことが出来ません)

こうしてプレイヤーは出来た順にタイトルを発表してゆきますが、最後になったプレイヤーはカードを引く事は出来ません。どうしてもタイトルが出来ない場合、降参できます。
タイトルが出そろったらタイトル考案フェーズは終了し評価フェーズに入ります。<<評価フェーズ&勝利点獲得>>

各プレイヤーは、面白そうと思えるゲームのタイトルを1つ投票します。(自薦可)
この際に、票が集中して1位が出来た場合、「優秀なタイトル」として作った者に勝利点が加算されます。また、1位のプレイヤーに票を入れたプレイヤーも勝利点を獲得します。(1位のプレイヤーの半分)
 +獲得票数
 +タイトルパーツカードを4枚以上使用するとボーナス獲得
 +早く発表していた場合ボーナス獲得
 +売り上げ(乱数。場合によってはマイナス点になることも)
  ※上記のような要素を元に評価します。具体的な計算方法については要検討
ただし票が集まらず1位が決められなかった場合には優秀なタイトルが生まれなかったとして勝利点はつかない。この場合タイトルの勝利点はどのプレイヤーにもつきません。
上記のタイトル考案/評価フェーズを2,3度繰り返し、最終的に一番勝利点の高かったプレイヤーが勝利となります。


《 中略 》<<拡張ルール(予定)>>
ゲーム開始時点で勝利点をある程度プレイヤーに持たせ、プレイヤー間で勝利点の譲渡を許可する事を検討しています。これによってゲーム内での交渉が生まれます。

Ninety.様からのコメント:
 Ninety.社の社風は、とてもうちのお店に近いものがあると思います(笑)
 カードのデザインによって面白さがだいぶ変わってくると思いました。幅広く使えるような、柔軟性のあるカードが豊富にあるとうれしいですね。
 勝利点の使い方については、もうすこし調整してもらったものを見たいです。ストーリーテラー式カードゲーム+他プレイヤーと交渉の要素もあり、ということでそれだけで既に面白そう!
 例題の「ファイティングアルパカレース」は・・・もしほっさんがプレイヤーとして参加していたとしたら、間違いなく一推しします(笑)

第一次審査結果発表 

 それでは、「Ninety. & ソンタナ オリジナルボードゲームコンテスト」の第一次審査の審査結果の発表です。
 まず、第一次審査への応募ですが「Ninety.」への応募は7件、「ソンタナ」への応募は12件と 合計で19件のゲームの応募があり、コンテスト企画として大変盛況なものとなりました。
 改めまして、応募していただいた皆様、本当にありがとうございました。


 まず、第一次審査の結果ですが、応募のあった内、「Ninety.」は全てのゲームを審査通過として7つが合格、「ソンタナ」も7つのゲームを合格としましたが、こちらは5つのゲームが落選となりました。
 残念ながら、落選してしまった皆様には、折角ご応募いただいたにもかかわらず申しわけありませんでした。


 それでは、以前お知らせしたとおり、第一次審査の合格ゲームの紹介を行なっていきます。

まず、「Ninety.」にて合格となったゲームは以下の7つです。

  • HitMaker!(仮)
  • 連駒(れんごま)
  • ゲームハード三国大戦(仮)
  • The Ninety.
  • チームファイト(仮)
  • 色いろごはん(仮)
  • JGameGeneration(仮)

そして、「ソンタナ」の合格ゲームは以下の7つです。

  • 王様とドリアン
  • 9Tours(仮)
  • SANGA(サンガ)
  • アユタヤの交易商人たち(仮)
  • 3x3(サザン)ソンタナ(あるいはソンタ・ナージャン)
  • ナーン・クワック
  • エレファントパーク

 今回は「Ninety.」の合格ゲームである7つのうち3つのゲームの紹介を行います。ここで紹介されるゲームのゲーム概要については、掲載に際して文章が長すぎる等の理由で省略、編集を行うことがあります。応募していただいた内容をそのまま掲載していない場合がありますのでご了承ください。
(その他の合格ゲームも以後、逐次公開していきます)