コンテスト総評
- 「Ninety.」審査総評
まずは。
今回のNinety.ソンタナオリジナルボードゲームコンテストにご応募いただきました、デザイナーのみなさん。 そして、4カ月にわたって行われた今回のゲームコンテストの行方を見守り、応援していただいたみなさん。
ほんとうにありがとうございました。
今回グランプリに選ばせていただいた作品はもちろん惜しくも選考に漏れてしまった作品も・・・デザイナーのみなさんがNinety.というお店だったり遊びに来てくださるお客さまだったりそこで親しまれるゲームだったり、のことを考えて作ってくださった宝物として大切にしたいと思っています。
デザイナーさんの意向で商品化や、販売することになった際もお店としてできる限りの協力をさせていただきます。
テストプレイ審査に協力いただきましたお客さまにも、この場を借りてお礼申し上げます。
突発で声をかけさせてもらったにもかかわらず快くお付き合いいただき、アドバイス、や、ときにはダメだしもwプレイヤー視点での貴重な意見が聞けて、とても参考になりました。
尚、今回、2つのゲームをグランプリとさせていただくことについて今回のオリジナルゲームコンテストはソンタナさんとNinety.でそれぞれ1本ずつグランプリ作品を決める、というのが当初の予定でした。
しかし全体的に応募作のレベルが高く中でも「連駒」「ヒットメーカー!」はともにNinety.の店内でお客さまに遊んでいただくのにふさわしい作品だと確信しましたので今回は2つのゲームをグランプリとさせていただきます。
開店から1年、アナログゲームファンのお客さまにまだまだ教えていただくことも多いようなNinety.にこのような機会を与えていただいたことを、嬉しく思います。
今回グランプリに選ばせていただいた作品を実際に店内でみなさんに遊んでいただけるのが楽しみです。
ありがとうございました!
game cafe&bar Ninety. 保坂いずみ
- 「ソンタナ」審査総評
まず始めに、今回のコンテストに応募いただいたすべての皆様に、心の底から感謝いたします。皆様のおかげで、本当に素晴らしいゲームたちが今まさにこれから世に現れる、その瞬間に微力ながら携わることが出来ました。
これは純粋に、企画の審査担当という立場をまったく抜きにして純粋に、一ゲームファンとしての無上の喜びです。
当たり前のことですが、今回のこのコンテストには、何の権威も影響力もありません。権利関係も一切発生しません。すべてのゲームは100%応募者のものです。真に面白いゲームであればコンテストに関係なく、いつか必ず世に現れたでしょう。
しかし、応募作全12作を俯瞰した時に感じる、この充実感。タイ料理屋兼ゲームショップという無茶な店が無茶振りしたテーマでしたが、応募者であるゲームデザイナー達が着想を得るきっかけ・触媒として、ほんのわずかでも役に立ったのではないか、と、本当に満足しています。
この選評を書かせていただいている時点で、タイ国土は未曾有の大洪水に襲われ、完全に収束・復旧するまでには途方もない長い年月がかかると言われています。
遠く離れた日本の、小さなタイ料理レストランにできることは、ほとんどないに等しいかもしれません。
でも、今回応募いただいたゲーム達には喜びを、元気をもらいました。まだ具体的なことは何もありませんが、この出会いを力に変えて、少しでもなにかできることを考え、実行していきます。
タイ屋ソンタナ こいち