第三次(最終)審査応募方法
第三次審査、応募要項のお知らせです。
第三次審査は実際にゲームのテストプレイを行っての審査となります。
第一次、第二次の各審査でご応募いただいた内容に沿って、実際にプレイが可能なコンポーネントの作製し、各店舗にてテストプレイを行います。
応募いただくものとしては、以下の3つの項目について内容をメールにて、もしくは添付ファイル等にてお送りください。
1、応募ゲームタイトル
改めて応募ゲームのタイトルをご連絡ください。
ただし、仮名ではなく、正式なゲームタイトルでお願いします。
2、ルールブック
ゲームで使用するルールブックを完成させ、Wordファイル(.doc)もしくはPdfファイルの形式でメールに添付、もしくはファイル転送サービスを使いお送りください。
二次審査では、調整が必要と思われる部分(カードの数値や枚数、得点など、ゲームバランスに関わる細かなルール)に関しては明確でなくても良いとしましたが、本審査では調整行なった上で、完成したものをお送りください。
3、コンポーネント作成用のデータ
ゲームのテストプレイを行うために必要なコンポーネントのカード、ボード等の印刷用データを、Wordファイル(.doc)もしくはPdfファイル、JPG、GIF形式の画像ファイルにて、メールかファイル転送サービスにてお送りください。
ただし、あくまでテストプレイですので、カード等で、トランプや、他のゲーム(6ニムトやシュティッヒルン)でカードで代用が可能な場合には、データでなく「○○で代用」などの指示をメール本文でいただく形でもかまいません。 (カードの印札等が必要な場合には、A4サイズの用紙に印刷可能であるように調整をお願いし明日)
木製駒はポーン、キューブに関してはこちらで用意できます。もし、別途特別な製作が必要なコンポーネントがある場合には、製作に関して相談させていただきますので、メール本文にその旨を御記載ください。
ご応募いただく内容は以上です。
尚、第二次審査の際と同じお願いになりますが、審査を行なう店舗側に、どなたが応募しているかということを隠すため、ルールブック等の添付データには応募者名やデザイナー名、シンボルマーク等、応募者の所属するサークルがわかるような記述はしないようお願いします。
応募メールの送信先は一次、二次審査と同じく ktkt_082@k4.dion.ne.jp] です。
送信するメールの件名は、Ninety.の募集ゲームに応募する場合は「Ninety応募ゲーム送付」、ソンタナの募集ゲームに応募する場合は「ソンタナ応募ゲーム送付」
としてください。
本文には応募者名(先の審査にてご連絡いただいた応募者名と同じもの)を必ず記載してください。
応募方法は以上です。
応募締切は基本的には2011年10月10日(当日着まで)とします。
ただし、今回はテストプレイによる審査と言うことで、コンポーネントの製作、複数のゲームを実際のプレイする等で時間がかかることが予想されます。ですので、応募締め切りに関係なく、早いうちに、完成したものからに逐次お送りただけると助かります。特にコンポーネントのデータを先に送っていただく等するとコンポーネントの作製→ゲームのプレイまでが速やか行なえるので助かります。
それでは、以上よろしくお願いします。
第2次審査応募締め切りました
9月8日を過ぎましたので、これにて「Ninety. & ソンタナ オリジナルゲームコンテスト」の第2次審査の応募を締め切ります。
応募していただいた皆様、本当にありがとうございました。
これより、第二次審査に応募していただいたゲームの審査を行います。審査期間は1週間程度の予定です。審査が終了次第、応募していただいた方にはメールにて結果をご連絡をさせていただきます。
尚、第2次審査を合格したゲームにつきましては、本ブログにてゲームのルールブックの一部を公開します。また、どのゲームの応募者かはわからない形ではありますが、合格者名の発表も行ないます。
尚、第3次(最終)審査の応募方法については、後日、本ブログにて公開いたします。(二次審査合格者の方には合格のメールをお送りする際に、同時に連絡いたします)
それでは、重ねてになりますが、本コンテストにご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
第一次審査結果発表
では、最後に残りの「ソンタナ」の合格ゲームの紹介です。
7つのうちの残り4つのゲームの紹介を行います。
ここで紹介されるゲームのゲーム概要については、掲載に際して文章が長すぎる等の理由で省略、編集を行うことがあります。応募していただいた内容をそのまま掲載していない場合がありますのでご了承ください。
「ソンタナ」応募ゲーム『アユタヤの交易商人たち(仮) 』
アピールポイント:
それぞれの国の特徴を成長可能な個別のデッキで表し、
それに相場・交渉を組み合わせた交易ゲーム。
ゲーム概要:
- 舞台説明
時は16世紀の大航海時代。世界でも名高い最大級の交易都市アユタヤ。
各国の交易商人は、貴重な商品を自国に持ち帰り、富を成すことを目的に、アユタヤへの長い航海を続けています。
自国の需要をいち早く満たす、手腕を持った交易商人は一体誰なのでしょう?
- 概要
プレイヤーはある国の貿易商となり、自国の資源を輸出し、アユタヤや他国の資源を輸入し、自国の需要を満たしていきます。
一番最初に、自国の需要が全て満たされたプレイヤーが勝者となります。
- 情報
人数:3〜6人
時間:未定(30〜60分?)
年齢:未定
ルール:(添付している画像の方がわかりやすいのでそちらを参照してください)
プレイヤーは各国の交易商人となります。
それぞれの国ごとに【資源カード】の山札と、集めなければならない資源が書かれた【需要カード】が存在します。
【需要カード】は自分の前に、表向きで置いておきます。
【資源カード】の山札から決められた枚数の手札を作ります。これが《交易船》となります。
手番プレイヤーは、アユタヤに向かうか、他の国と直接貿易するかを選択します。
○アユタヤに向かった場合
アユタヤでは、資源ごとの相場を元に価値が決められています。
(相場チャートの上に資材コマが置かれています。このコマの数が少なければ需要が高く価値が高いことになります)
手札から好きな枚数だけカードを出し、自分の前に置きます。その分の価値を仮想的に得ます。
(例、銀の価値が3、刀剣の価値が1の時、銀・銀・刀剣と出せば7価値になります)
その価値と同じか下回る分の資源コマをチャート上から取り除きます。
この際、先程出した資源を獲得することはできません。また、お釣りも出ません。
(例、鹿皮の価値が2、香木の価値が3、臙脂の価値が2の時、鹿皮・鹿皮・香木で7価値、のように獲得します)
獲得した資源は、自国の【需要カード】の上に直接置かれます。
この資源が、【需要カード】ごとに決められた個数になった時、自国の需要を満たしたことになり完成となります。
【需要カード】が完成した場合、それぞれに決められた効果が発動します。
(例、「武具飾り」需要:鹿皮×5 効果:「2倍の価値の刀剣」×5を捨札に加える)
自国の全ての【需要カード】が満たされた時、そのプレイヤーの勝利となります。
アユタヤでの交易が終了するときに、自分の出した【資源カード】の枚数だけ相場に資材コマを乗せます。
使用した【資源カード】と残った手札を、捨札にするか除外するかを任意に選択し、山札から新しく手札を作ります。この際に山札が切れたら捨札から作り直します。
○他国と直接交易する場合
他のプレイヤーに交渉を持ちかけることができます。
交渉材料とできるのは、お互いの手札の中から好きな枚数の【資源カード】です。
交渉の持ちかけは自由に行って構いませんが、交渉自体を行えるのは手番プレイヤーのみとなります。
(手番プレイヤー以外のプレイヤー同士での交渉はできません。)
手番プレイヤーは、最終的に他のプレイヤー一人を選んで手札の【資源カード】の交換を行います。
ここで交換した【資源カード】は、今後も山札に残り使用し続けることができます。
どちらかを行ったら手番を終了します。
次のプレイヤーに手番を移して先頭に戻ります。
使用国と特徴:(ドラフト)
- 日本
・石見銀山があり、銀の産出量が多く価値が高い。
・刀剣(日本刀)を輸出できる。
・アユタヤに日本人町がある(効果は未定)
- 明(中国)
・朝貢による不利な交易が行われることがある。
・海禁政策をしているため、日本との直接交易ができない。
・アユタヤに華僑の中国人街がある(効果は未定)
・火薬を輸出できる。
・マラッカで何らかの交易が可能(効果は未定)
・金や香辛料を輸出できる。
- オランダ
・東インド会社がある(効果は未定)
- インド
・布の価値が高い。
ソンタナ様からのコメント:
アユタヤ王朝の時代は、歴代タイ王朝の中で最も長く、最も物語的な魅力にあふれる時代です。
とても素晴らしい着眼点で、むしろなぜ今まで商業ベースでゲームになっていないか不思議なくらいです。贔屓の引き倒しですがw
比較的複雑になりがちな交易部分がすっきりとまとまっています。
国ごとの能力・制約もワクワクしますね。
その、国ごとの差異と対人交渉可能な部分が、ちょっと煩雑になってしまうかなあ、という懸念があります。
「ソンタナ」応募ゲーム『3x3ソンタナ(ソンタ・ナージャン)』
アピールポイント:
店のメニューに親しみがもてます。
3x3=9という数字に敏感になります。
ルールの付け替えで3x3種類の味わいを楽しめるゲーム。
「手元確保」システムによって初心者にも親しみやすいと思います。
ゲーム概要(必須):
一言で言えば、マンマミーア×マージャン×ソンタナx9
おそらく応募全体の一角を占めそうなマンマミーア系の1つw
マンマミーアのように具材カードを使って、注文カードを満たしていきます。
ただし3x3=9枚が基本。アンコやポンで手元確保もできます。
この「手元確保」システムによって初心者にも親しみやすいと思います。
それから唐辛子の扱いには要注意!!
ゲームルール詳細:
■コンポーネント
▽具材カード
・海老 18
・鶏肉/魚肉 18
・野菜 18
・ニンニク 18
・唐辛子 27(唐辛子はほか具材の1.5倍の量←要調整)
▽注文(レシピ)カード(ソンタナのメニューに合わせての枚数)
マンマミーアと違い、全員共通でランダムでもいいかも。(メニューの種類次第)
たとえばレシピカードは以下のような例が考えられる。
海老3・唐辛子3・唐辛子3→クンパッナームプリックパオ(芝海老と唐辛子炒め)
■基本的な進行
マンマミーアと基本的な進行は同じ。
手札はMAX8枚までで番が着たら、具材1種n枚、またはトリオn組を場に出す。
このとき、トリオを形成してもよい。
トリオを形成しなければレシピカードを1枚出してもよい。
その後、手札MAXまで山札から補充する。
使い切ったところでレシピができているかをチェック。
この際に手札から補充してもよい。
(これを3ターン行って終了した段階で、もっともレシピを解決していた人が勝利、としてもよい)
■トリオ
レシピは基本的に3x3=9枚。ただし9枚は覚えておくのも大変なので、以下のように同じ具材3枚を「トリオ」を手札の横に確保することができる(マージャン的要素)
- (暗刻)自分の手札から3枚出して、裏向きのまま確保する
- (ポン)自分以外の番の人が場に出したカード1枚と手札2枚とを合わせて取り、表にして確保する。
ただし、「トリオ」1つにつき、手札のMAX枚数は2枚減る(逆に言えば、トリオ1つにつき、トリオ+手札が1枚増えるといってもよい)
★トリオの扱い方で3種の味わいのゲームに
☆ A「ポンポンソンタナ」(初心者向け)
ポンが誰の場札でもポンできる。そして、具材の場札は「トリオ」しか出せない
(コメント:基本的には自分で作ったトリオでレシピを完成させていく形になると思われる)
☆ B「基本ソンタナ」
ポンはひとつ前の手番の人からしかできない。
場札に出すときには(暗刻)で作ったトリオも表向けにして出す。
☆ C「アンコソンタナ」(上級者向け?運ゲーム向け)
Bと基本は同じだがアンコ(暗刻)で作ったトリオは、裏返しのまま場札に出すことができる。(かなり読み合いのゲームになると思われる)
■注文完成フェイズ
基本的にはマンマミーアと同様の注文処理になります。
処理が違うのは(トリオの存在と)具材唐辛子の処理です。
★ 唐辛子の扱いで3種類の味わいに
☆ 1「ノーマル」(初心者向け)
具材唐辛子も他の具材と同じように扱う
☆ 2「唐辛子大好き!」(中級)
唐辛子が含まれる注文カードの解決時点で、唐辛子カードがあまっていた場合、余っている唐辛子カードを追加で引き取ることができる。
&余分に引き取れた唐辛子カードは9枚でレシピ1枚分の価値を持つ。
(唐辛子好きのお客様が唐辛子大盛りで大満足!!)
☆ 3「唐辛子にはご注意」(上級)
もし、「レシピに唐辛子の無い注文カード」を解決する際に"利用出来る具材カードの中に、唐辛子が混じっていたら、無条件で失敗する"
(唐辛子が苦手なお客様に唐辛子を混ぜてしまった!!)
一方で、「レシピに唐辛子の有る注文カード」を解決する際には"成功/失敗にかかわらず、それまで積んであったすべての唐辛子カードが消費される"&余分に引き取れた唐辛子カードは9枚でレシピ1枚分の価値を持つ
(唐辛子好きのお客様が唐辛子大盛りで大満足!!)
コメント:唐辛子カードが場の牽制球として使われます。なので、唐辛子なしレシピは2倍の点数としてカウントしてもいいかも
ソンタナ様からのコメント:
タイレストランのためのゲーム!いや素晴らしいです。
ルールが複数あり、特に上級ルールは実際にプレイされる様子が目に浮かぶようで、どんなプレイ感になるのか楽しみです。
あまりにも某名作ピザ焼きゲームwに引っ張られてしまっているので、オリジナリティという部分でもう一勝負してもらえれば
「ソンタナ」応募ゲーム『ナーン・クワック 』
アピールポイント:
ナーン・クワックは福の神です。
気まぐれなナーン・クワックは恩寵を受けるにふさわしい人間を
サイコロで決めようとしているのです。
今、ナーン・クワックのサイコロが投げられる。
ゲーム概要:
プレイ可能人数:2人〜5人
プレイ時間:15分〜30分
テーマ:福の神ナーン・クワックの寵愛を受ける人間を決めるダイスゲーム
ルール概要:
サイコロを振り「赤の欄」の駒を進めることを目指すゲームです。
赤の欄の他に「黄の欄」、「青の欄」もありますが、これらは赤の欄の駒を進める補助的役割があります。
サイコロは赤・黄・青・白の4色があり、その色に対応する駒を進められます。
しかし白サイコロはハズレのサイコロなので駒を進められません。
袋に入れられたサイコロを引いて振る。気に入らなければ引き直し。しかし引き直しをすればするほど「基礎となる得点」が減っていきます。
ダイスの引き運、振り運、そして決断力のゲームです。
プレイヤーの手番の回数は9回です。最終ラウンドで「黄の欄」でトップのプレイヤーには9点が与えられます。
ソンタナ様からのコメント:
キャラクターとしてはよく見る、知っていたのですが、名前を初めて知りました!いやあ勉強になります。
マイナーなタイキャラクターに着目してもらって感謝です。
シンプルなダイスゲームで、食事しながら気軽にプレイするにはピッタリなように感じます。補助色の役割をどう割り振るのか楽しみです。
設定上、プレイヤーの立ち位置はどうなるんでしょう。
みんなそれぞれがナーン・クワック?
「ソンタナ」応募ゲーム『Elephant park(エレファントパーク)』
アピールポイント:
全プレーヤー同じデッキから豊富な展開に至るカードゲーム。
ゲーム概要:
プレイ人数:3〜6 人
プレイ時間:30 分程度
テーマ:
タイの観光名所エレファントパーク。ここではいろいろな象の出し物を楽しめます。象のお絵描き、象のサッカーなど他では見られない出し物が目白押しです。
あなたは象をトレーニングする象使いです。管理している象を昼夜2回のショーに出してできるだけ名声を稼ぎましょう。
ただし他の象使いも同じように考えています。象を出す順番を考えたり、かしこさをごまかしたりして同業者を出し抜きましょう。
コンポーネント:
ゲームボードは複数の出し物の会場を表しており、それぞれの出し物には出せるカードの定員とポイント獲得条件が示されています(参考図 図1)。
全員に同じセットのカードをプレーヤー用の山札として配布します(それぞれのカードが象1頭1頭を表します)。
カードの表には1〜6 の数字が書かれており、そのカードの象のかしこさを示します。数字はプレーヤーごとに色分けされており、誰が出したカードかがわかるようになっています(参考図 図2)。
これとは別に誰のものでもない無色の山札セット(2,2,3,3,4,4,9)があります。
ルール概要:
ゲームは2ラウンド制です。
各プレーヤー、受け取ったカードをよくシャッフルし、半分の枚数を手札にします。
指定の場所に無色カードの山からをランダムに1枚置きスタートです。
スタートプレーヤーから順に1枚ずつカードをボード上の出せる場所に表向きに出していきます。
(手持ちの象を出し物に割り当てるイメージです)
カードを出した後、手札の補充は行いません。
基本的には1 人1 枚ずつ順に出しますが、1の札と6の札は特殊札です。
- 「1」のカードを出すと、追加でカードをもう1枚裏向きに出します。
- 「6」のカードを出すと、次の人は裏向きにカードを出さねばなりません。
全員の手札が無くなったら、空いているマスに無色カードを1枚ずつ出し、ボード上のカードを全部表にして得点計算をします。
得点は出し物により獲得条件が異なります。
(例えば、「パレード」であれば「前にいる象全てと数字が違えば得点」、「サッカー」であれば「それぞれのチームの数字を合計し勝ったチームの象全員に得点」など。)
ポイントを清算したらボード上のカードを全部取り除きます。これで1ラウンド終了です。
各プレーヤーは残った山札カードを手札として同じことをもう1ラウンド行い、2ラウンドの合計ポイントが最も高いプレーヤーが勝利です。
ソンタナ様からのコメント:
タイと言えばゾウ!とてもうれしいテーマです。
とても完成度が高く、現時点ですでにゲームとしてほぼ完成しているように感じます。
考えどころ・悩みどころがはっきりとしていて、ゲーム全体の見通しが非常によいです。
ゾウがかわいい!