「ソンタナ」応募ゲーム『アユタヤの交易商人たち(仮) 』

アピールポイント:
 それぞれの国の特徴を成長可能な個別のデッキで表し、
 それに相場・交渉を組み合わせた交易ゲーム。


ゲーム概要:

  • 舞台説明

 時は16世紀の大航海時代。世界でも名高い最大級の交易都市アユタヤ。
 各国の交易商人は、貴重な商品を自国に持ち帰り、富を成すことを目的に、アユタヤへの長い航海を続けています。
 自国の需要をいち早く満たす、手腕を持った交易商人は一体誰なのでしょう?

  • 概要  

 プレイヤーはある国の貿易商となり、自国の資源を輸出し、アユタヤや他国の資源を輸入し、自国の需要を満たしていきます。
 一番最初に、自国の需要が全て満たされたプレイヤーが勝者となります。

  • 情報

 人数:3〜6人
 時間:未定(30〜60分?)
 年齢:未定


ルール:(添付している画像の方がわかりやすいのでそちらを参照してください)
 プレイヤーは各国の交易商人となります。
 それぞれの国ごとに【資源カード】の山札と、集めなければならない資源が書かれた【需要カード】が存在します。
【需要カード】は自分の前に、表向きで置いておきます。
【資源カード】の山札から決められた枚数の手札を作ります。これが《交易船》となります。
 手番プレイヤーは、アユタヤに向かうか、他の国と直接貿易するかを選択します。


○アユタヤに向かった場合
 アユタヤでは、資源ごとの相場を元に価値が決められています。
(相場チャートの上に資材コマが置かれています。このコマの数が少なければ需要が高く価値が高いことになります)

 手札から好きな枚数だけカードを出し、自分の前に置きます。その分の価値を仮想的に得ます。
(例、銀の価値が3、刀剣の価値が1の時、銀・銀・刀剣と出せば7価値になります)

 その価値と同じか下回る分の資源コマをチャート上から取り除きます。
この際、先程出した資源を獲得することはできません。また、お釣りも出ません。
(例、鹿皮の価値が2、香木の価値が3、臙脂の価値が2の時、鹿皮・鹿皮・香木で7価値、のように獲得します)

 獲得した資源は、自国の【需要カード】の上に直接置かれます。
 この資源が、【需要カード】ごとに決められた個数になった時、自国の需要を満たしたことになり完成となります。
【需要カード】が完成した場合、それぞれに決められた効果が発動します。
(例、「武具飾り」需要:鹿皮×5 効果:「2倍の価値の刀剣」×5を捨札に加える)

 自国の全ての【需要カード】が満たされた時、そのプレイヤーの勝利となります。


 アユタヤでの交易が終了するときに、自分の出した【資源カード】の枚数だけ相場に資材コマを乗せます。
 使用した【資源カード】と残った手札を、捨札にするか除外するかを任意に選択し、山札から新しく手札を作ります。この際に山札が切れたら捨札から作り直します。


○他国と直接交易する場合
 他のプレイヤーに交渉を持ちかけることができます。
 交渉材料とできるのは、お互いの手札の中から好きな枚数の【資源カード】です。
 交渉の持ちかけは自由に行って構いませんが、交渉自体を行えるのは手番プレイヤーのみとなります。
(手番プレイヤー以外のプレイヤー同士での交渉はできません。)

 手番プレイヤーは、最終的に他のプレイヤー一人を選んで手札の【資源カード】の交換を行います。
 ここで交換した【資源カード】は、今後も山札に残り使用し続けることができます。


 どちらかを行ったら手番を終了します。
 次のプレイヤーに手番を移して先頭に戻ります。


使用国と特徴:(ドラフト)

  • 日本

  ・石見銀山があり、銀の産出量が多く価値が高い。
  ・刀剣(日本刀)を輸出できる。
  ・アユタヤに日本人町がある(効果は未定)

  • 明(中国)

  ・朝貢による不利な交易が行われることがある。
  ・海禁政策をしているため、日本との直接交易ができない。
  ・アユタヤに華僑の中国人街がある(効果は未定)
  ・火薬を輸出できる。

  ・マラッカで何らかの交易が可能(効果は未定)
  ・金や香辛料を輸出できる。

  • オランダ

  ・東インド会社がある(効果は未定)

  • インド

  ・布の価値が高い。

  ・アユタヤに職人が多い(効果は未定)
  ・絨毯を輸出できる。

ソンタナ様からのコメント:

 アユタヤ王朝の時代は、歴代タイ王朝の中で最も長く、最も物語的な魅力にあふれる時代です。
 とても素晴らしい着眼点で、むしろなぜ今まで商業ベースでゲームになっていないか不思議なくらいです。贔屓の引き倒しですがw
 比較的複雑になりがちな交易部分がすっきりとまとまっています。
 国ごとの能力・制約もワクワクしますね。
 その、国ごとの差異と対人交渉可能な部分が、ちょっと煩雑になってしまうかなあ、という懸念があります。