ソンタナ応募ゲーム『エレファントパーク』

【イントロダクション】
 タイの観光名所エレファントパーク。ここではいろいろな象のショーを楽しめます。象のお絵描き、象のサッカーなど他では見られない出し物が目白押しです。
 あなたは象をトレーニングする象使いです。管理している象を昼夜2回のショーに出して、できるだけ名声を稼ぎましょう。
 ただし他の象使いも同じように考えています。象を出す順番を考えたり、かしこさをごまかしたりして同業者を出し抜きましょう。


【ゲームの目的】
 各プレーヤー順番に、できるだけ条件を満たすように手札のカードをボード上に配置します。全員が手札を全部配置し終わったら得点計算。これを2ラウンド繰り返して合計点の高いプレーヤーが勝者です。


《中略》


【ゲームのプレイ】 最も象が好きなプレーヤーから時計回りにプレイします。手番プレーヤーは、手札から1 枚、ボード上の好きな枠にカードを数字が見えるよう表向きにおきます。
例外!:「象のパレード」のみ、右から順に置かなければなりません。)
 もし出したカードが「1」なら、続けてもう1 枚カードを別の枠に裏向きに出します。(手札があれば強制です)
 出したカードが「6」なら、次のプレーヤーは手札を出すとき裏向きに出さなければなりません(強制です)。
(このとき裏向きに出されたカードが「1」か「6」だったとしても、さらにカードを裏向きに置く効果はありません。)
 時計回りにこれを繰り返します。途中、手札がなくなったプレーヤーの順番は飛ばします。
 全員の手札がなくなったら得点計算に入ります。


【得点計算】
 最後に1 マス空いているところにNPC 用山札から1 枚表向きに置きます。
 裏向きに置かれたカードを全て表にします。
 各出し物で、条件に一致したカードに得点チップを置いていきます。

  • 象のサッカー

 それぞれのチーム4頭の数字を合計し、合計数の大きいチームが勝ちです。

勝ったチーム:チーム内で最も小さい数字のカードは4点(同点を含む)、それ以外のカードは3 点。
負けたチーム:チーム内で最も大きい数字のカードは4点(同点を含む)、それ以外のカードは0 点。
引き分け:全カード0 点

 例:上記の例では上のチームが合計15、下のチームが合計13 なので上のチームの勝ちとなります。上のチームで数字が最も小さい「2」のカードに4 点ずつ、その他の2 枚には3 点が入ります。負けた下のチームは、最も数字の大きい「6」のカードに4 点が入ります。

  • 象の絵描き

5 枚のカードの数字を比較します。数字が大きいほど高得点です。


最も数字の大きいカード(同点も含む):4 点
2 番目に数字の大きいカード(同点も含む):3 点
3 番目に数字の大きいカード(同点も含む):2 点


例:上記の例では、最も数字の大きい「5」の4 点ずつ、次に大きい「4」に3点ずつ、さらにその次に大きい「1」に2点が入ります。もし場に出たカードに数字の重複がなければ、1 点も入らないカードも出てきます。

  • 象の合奏

 場のカードの数字が全て一致していれば全カードに3点ずつ入ります。1 枚でも違う数字が入っていたら全カード0点です。

  • 象のパレード

 そのカードより右側に同じ数字のカードがなければ、枠の下に書かれた得点(順に1,1,2,3,4点)が入ります。

例:上記の例では、そのカードの右側に同じ数字のあるカード(右から4枚目の「2」と5 枚目の「4」)には得点が入りません。

  • 象のタクシー

 置かれているカード全てに1 点が入ります。


【第2ラウンド】
 清算が終わったら自分の色のカードに乗っている得点チップを全て受け取り、ボード上のカードを全部取り除きます。
 第1ラウンドで使わなかったもう半分のカードを各プレーヤーの手札とし、同じことをもう1 ラウンド行います。


《後略》

ソンタナ様からのコメント:
 さっと読むだけで、何をするゲームか?どんなプレイになるか?
 すぐに把握することができる、大変に簡潔で優秀なルール。
 それでいて悩みどころ・勝ち筋が複数あり、繰り返しのプレイにもしっかり応えてくれそうです。
 図説の挿し入れも大変わかりやすく、ルール全体像の把握しやすさの一助となっています。
 NPCの使い方にもニヤリとさせられます。