Ninety.応募ゲーム『HitMaker!(仮)』
独創的で天衣無縫、奇想天外摩訶不思議。
一風変わったヘンテコゲームばかり次々作り、だせば大抵ヒット作、たまにびっくりするほど大ハズレという謎のゲームメーカー、ninety.社。今夜も社員が集まり、企画会議が始まります。
さて、どんな奇作、怪作がうまれるのか…。プレイヤーはゲーム会社Ninety.の社員となって、ヒットしそうなゲームの企画を考えます。
《中略》
【内容物の説明】
- コンセプトカード 作成するゲームタイトルのコンセプトが書いてあります。
プレイヤーはゲームタイトルを作成する際に、これにおおむね沿った形でタイトルを考案する必要があります。
また、このカードを使ってゲームタイトルを作成し、その後の評価フェーズで他のプレイヤーから票を集めて1位になった場合に獲得する勝利点も記載されています。カードによって、小ヒット(勝利点)を得やすいコンセプト、あるいは大ヒットを得る可能性がある一方で大ハズレして勝利点を失ってしまう可能性のあるコンセプトもあります。
- パーツカード
テレビゲーム風イラストが描かれたカードです。
このカードの例で言うと、このカードの絵柄から、「キス」「ちゅー」「アルパカ」「アニマル」「少女」「ガール」など、プレイヤーは自由に単語を連想することができます。
プレイヤーはこうしたカードの組合せでゲームのタイトルを作成します。
- トークン
ユニークなタイトルを作成したり、良いプレゼンをしたりして、各プレイヤーから票を最も集めた人に勝利点として与えられます。最終的に勝利点トークンを多く所持している人が勝利となります。
【ゲームの流れ】
このゲームは「考案フェーズ」と「交渉フェーズ」「評価フェーズ」に分かれます。
<<考案フェーズ>>
プレイヤーはパーツカードを複数枚組合せてゲームタイトルを作ります。
この際、できるだけ自分のコンセプトカードに沿う形で考えなければいけません。
パーツカードが合わないと感じた場合には、自分の前に他のプレイヤーに見えるようにカードを捨て、山札からその分引いてもかまいません。(つまり自分の手札は常に3枚です。)プレイヤーは自分自身が捨てたカードを再利用する事は出来ませんが、他のプレイヤーは捨てられたカードを自分のアイデアに組み込むことが出来ます。
また、コンセプトカードは他のプレイヤーに公開した上で、他のプレイヤーと交渉して交換してもかまいません。また、どうしても各々が合うコンセプトカードを得られなかった場合、プレイ中の全員から総意を得られれば、全員でコンセプトカードを捨て、新たに1枚ずつ獲得することができます。
タイトル案が出来たプレイヤーは、出来た! と宣言しタイトルを発表します。
この間ゲームを一時中断します。
タイトルが出来たプレイヤーは、手札と他のプレイヤーの捨て札を必要なだけ取って自分の前に並べます。そして、自分の作ったゲームタイトルを宣言し、どんなゲームか簡単に説明します。(一度使われた捨て札は他のプレイヤーは使うことが出来ません)
こうしてプレイヤーは出来た順にタイトルを発表してゆきますが、最後になったプレイヤーはこれ以上カードを引く事は出来ません。なおどうしてもタイトルが出来ない場合、降参できます。
タイトルが出そろったら考案フェーズは終了し評価フェーズに入ります。
<<交渉フェーズ>>
各プレイヤーは評価フェーズに入る前に、プレイヤー間で票の操作を目的として任意で交渉を行うことが出来ます。この際プレイヤー間でのトークン授受も可能です。
また手持ちの勝利点がゼロになってしまったプレイヤーは、ここで交渉して他のプレイヤーからトークンを得てください。
<<評価フェーズ>>
各プレイヤーは、面白そうと思えるゲームのタイトルを一斉にタイトルを決め、投票します。(自薦可能です)この際、プレイヤーは自分のもつトークンを1〜3個、置くことが出来ます。これはそのタイトルを推薦するという票を表します。
この際に、票が集中して1位が出来た場合のみ、「優秀なタイトル」としてそれを作ったプレイヤーと、票を入れた者にのみ勝利点が加算されます。
また、1位のプレイヤーに票を入れたプレイヤーも勝利点を獲得します。
- タイトルパーツカードを4枚以上使用した場合、作ったプレイヤーにボーナスとして1勝利点獲得
- タイトルを一番最初に作成し発表していた場合ボーナスとして1勝利点獲得
- ただし票が集まらず1位が決められなかった場合には優秀なタイトルが生まれなかったとしてどのプレイヤーにも勝利点はつきません。
1位が決まった場合、そのタイトルを作成したプレイヤーはサイコロを振ります。コンセプトカードに書かれた勝利点と、票を掛け算してその分だけ獲得します。
投票したプレイヤーと自分自身に、その投票数に合わせて分配してください。ただし、ヒットせずおおハズレになった場合は、投票分のトークンは全て没収となります。
《後略》
Ninety.様からのコメント:
得点を増やしたり、勝利したり、ということそのものよりアイデアや思い付きのやりとりが楽しそうです。
サイコロで得点が増えたり減ったりするので運の要素もすこしあるのがいいですね。
ルールブック中のコンセプトカードも、どれも発想しやすく面白いと思いました。
欲を言えば、もうすこし枚数がほしいところです。
お酒を飲みながらプレイすると思いもよらなかったゲームが誕生するかもw