Ninety.応募ゲーム『連駒(れんごま)』

 ハプスブルク家ブルボン家はヨーロッパの覇権を巡り争い続けてきた。しかし、その闘争も今日で終わる。大陸を貫く形で軍勢を布陣できた王家こそ大陸の覇者となるのだ。


ゲーム概要:
 四目並べゲームです。ボード上で自分の駒を、縦横斜めのいずれかで4枚並べることを目指します。


ゲームの進行:
 プレイヤーは、手番になったら次の3つのアクションのうちいずれか一つを行います。


アクションの詳細:

  • A「味方の配置」

 場の味方の駒1枚をボード上の空いているマスに配置します。
 補足)ゲーム終盤になると場の味方駒が無くなるかもしれません。その場合このアクションはできなくなります。

  • B「敵の配置」

 場の敵の駒1枚をボード上の空いているマスに配置します。
 このアクションを1回するごとにアクションチップ1枚をストックのチップから得られます(後述の「手番終了時の処理」の項を参照)。
 補足)ゲーム終盤になると場の敵の駒が無くなるかもしれません。その場合このアクションはできなくなります。

  • C「移動」

 すでにボード上に出ている自分の駒1枚を別のマスに移動します。駒の移動は将棋の飛車のように縦横方向に動けます。
 もし他の駒がある場合、移動する駒の方が強い場合はその場所まで移動が可能です(重ねて置きます)。逆に移動先の駒の方が強いあるいは強さが同じ場合、移動する 駒はそのマスには入れず、手前までが移動可能範囲になります。
 重要)駒の移動による重ね置きは、敵の駒だけでなく味方の駒も対象です。つまり、自分の駒により自分の駒を覆うようなことも可能なのです。


 このアクションで選択可能な駒は、駒が重ねられているマスなら一番上にある駒だけです。
 一つのマスに駒を何枚でも重ねて置くことができます。


 重要)重ね置きがあるマスでは、一番上に乗っている駒だけが四目並べにおいて有効とみなします。


移動の例:


「黒の3」を動かそうとする場合、赤丸が描かれているマスが移動可能なマスです。
 黒の3の左には赤の3があります。同じ強さのため、赤の3のマスと赤の3のマスを越えるマスには移動できません。
 黒の3の下には黒の1があります。これは黒の3よりも弱いため、(味方ですが)移動が可能です。駒を覆うような移動をするため、黒の1より下のマスには移動できません(もし移動したいのなら追加手番を活用すれば良いでしょう)。


アクションチップの使用と追加手番:
 通常の手番中にアクションチップを使用することで追加の手番を行えます(追加手番の最中はアクションチップ使用はできません)。手持ちのチップ1枚をストックに戻すことで追加手番を1回行えます。手持ちの2枚のアクションチップを消費すれば2回続けて追加の手番を行えます。
 追加の手番は通常の手番と同様にA「味方の配置」かB「敵の配置」かC「移動」を行うようにします。


手番終了時の処理:
 追加手番も含めて手番が終了したら、手番終了時の処理を行います。
 手番終了時の処理はまず、場の駒が黒い駒も赤い駒も1枚ずつになるように駒のストックからめくり、新たな場の駒とします。場の駒の補充は、駒のストックにその色の駒があるときは行うようにします。
 B「敵の配置」アクションを行った場合、この段階でアクションチップを獲得します。もしもストックのチップが尽きているのならば、敵プレイヤーからアクションチップ1枚を奪います。チップは全部で2枚なので持てるチップの上限は2枚です。


《中略》


【4人用ルール】 
 4人用ルールは原則的に「基本の遊び方」に沿って遊びますが、ここでは特に2人用とは異なる部分について記します。


 2人対2人のチーム戦になります。同じチームのプレイヤーは向かい合わせに座ります。場の駒の弱い方のチームのプレイヤーが最初の手番を行い、以後手番は時計回りの順番で進行します。したがって、アクションチップを使わなければ異なるチームが交互に手番を行うようになります。

重要)同じチーム内での作戦の相談、助言などを認めるか、プレイ前に決めておきましょう。


アクションチップについて:

 アクションチップの保有は個人単位ではなくチームが持つようにします。アクションチップ使用を宣言した場合、アクションチップによる追加手番はパートナーが行うようにします。つまり、敵チームの一人の順番を飛ばすようにします。追加手番が終わったら、追加手番を行ったプレイヤーの左隣のプレイヤーの手番になります。
補足)アクションチップを2枚使用する場合、追加手番は2回ともパートナーが行うようにします。


図:4人プレイ時のアクションチップの使用と順番


Ninety.様からのコメント: 
 みんな知ってる四目並べ+相手の駒も動かせる・・・?!
 最後の駒を置くまで勝敗がわからないのが面白い。
 飽きがこずに長く遊べそうです。
 はじめてNinety.に遊びに来てくれた
 お客さまにも、お勧めしやすい手軽さも高ポイントです。
 ボードや駒などがスタイリッシュなものだったりかわいいデザインのものだとうれしいですw